子供の心の環境を変えたかった-都会の学校から田舎の学校へ-

私は、ある県の県庁所在地の中でも人口密度が多く、マンション数も多い街に住んでいました。幼稚園に通う息子は6歳になり、翌年には小学生になる予定だったのですが、精神的に内気で、何事にも前向きになれず、みんなと同じようなことができず、友達ともなかなか打ち解けない子供でした。

 
幼稚園と精神障害に携わる施設の先生たちと相談し、普通に明るく学校に通えるような訓練を週に何度か施す中、少しずつ改善は見られたような気もしました。ですが、入学予定の学校はその街の中でも1番の都会の大規模人数校で、うちの息子にとっては不安材料がたくさんありました。

 

そこで、一大決心をしてそこから数十キロ離れた田舎町、私の実家の近くの田舎の学校の校区に思い切って引っ越しました。主人はもともと転勤族でしたし、転勤のたびに引越し・転校をするのも気がかりだったので、それならば・・と意を決して拠点を変えてみました。

 

ほぼ知らない街と知らない人たちに囲まれてスタートした生活でしたが、田舎ならではの暖かさを感じました。学校は1クラスしかなく人数も少なく、友達との触れ合いがとても密な環境でした。周りんは山や田んぼがありました。子供達が外の山や丘で走って遊ぶ姿を見て、ここで良かったと心から思いました。

 

引越ししてから3年が過ぎようとしています。周りのみなさんのご協力により息子の内気さは少しずつ改善し、今では明るく前向きになり、他の子と変わらず楽しい学校生活を送っています。そして、私達家族の生活もせかせかせず、ゆとりを持った生活ができるようになりました。笑顔でいられる時間が増えたことは大収穫であり、引越しは大成功だったと今でも思います。